グループホームのニーズが急拡大しているのは、日本の高齢化社会が進行している事実を物語っているといえるのではないでしょうか。全国各地に建設される介護施設やケアハウス、老人ホームが急増していることを見ても、その現実は歴然です。

グループホームでは、認知症患者がその多くを占めていますので、現場で働く介護士やケアマネージャーなどの介護職員の苦労は半端なものではありません。しかし、介護職員としてのやりがいを感じる人も多くいるのも事実です。高齢者との毎日の関わりで信頼関係を少しづつ築いていき本人に感謝されることがあったり、ご家族からも感謝されることがあったりと仕事以外でも魅力を感じることがあるとよく聞きます。

グループホームでの仕事内容としては介護サービスを必要とする人にしっかりと寄り添い、日常生活のサポートをすることが仕事です。食事やトイレ、入浴などの何気ないことができない入所者が多いのも、グループホームの特徴です。粘り強く対応することが求められるのも当然のことかもしれません。

入所者の中には、情緒不安定な一面を持ち合わせている高齢者も多いことから、突然に大きな声を出したり泣きわめいたりすることもありますが、しっかりと寄り添い続けてあげることが大切です。介護職員の募集活動を続けるものの、思うように集まらないと嘆く運営者の声もクローズアップされる機会が増えています。厚生労働省や自治体などが、具体的な改善策を示すことへの期待感がより一層増しています。